2005年10月26日

バッテリーメンテナンス

【ボイジャーバッテリーの内部構造と各部名称】
BTボイジャーバッテリーの内部構造と名称説明です。
外側は見た経験は有ると思いますが、
是非1度中の構造をご覧下さい。
下記にディープサイクルバッテリー(ボイジャーバッテリー)の
メンテナン〜処理まで良く質問頂く内容をピックUP致しました。
お読みの上参考にして頂きましたら幸いです。



【ダブル端子ターミナルのメンテナンス】
57e6acd1.gifAC Delco ボイジャーバッテリーはMF構造で通常のバッテリーに比べると「ターミナル(端子)」の汚れや腐食は少ないのですが、湿気の多い場所や使用内容によっては汚れや腐食が発生します。この場合、電気の流れが悪くなりエレキやポンプ等の能力がおちたり、充電がスムーズに行えなくなる場合があります。これらの定期的なメンテナンスやバッテリー全体の清掃(破損や亀裂の有無を確認)をお薦めします。また、バッテリーを使用しない時や運搬する時には必ず付属のプラスチック絶縁カバーを+端子に被せてください。フィッシングロッドなど通電性のあるものがバッテリー上に落ちた場合、ショートや発火の危険性があります。

【カラーインジケーター(レンズ付き比重計)について】
インジゲーター


蓄電量
比重ボール
70〜100% 緑、赤とも浮かびレンズに緑が映ります
50〜70%緑が沈み、赤は浮かぶのでレンズにはケースの色、 黒が映ります。
0〜50%赤とも沈みレンズに赤が映ります。
AC Delcoボイジャーバッテリーの特徴の一つカラーインジケーターの構造です。

構造カラーインジケーターが透明(無色)の場合:バッテリーの使用及び充電はできません。通常バッテリー内の液面はレンズの位置(高さ)まであります。これがバッテリーの転倒や破損による液漏れ、及び寿命(繰り返された充電による液の蒸発による消耗)で液面がケースより下がるとレンズには色が映らなくなり、透明となります。ケースの下面の位置は極板の上面に合わされており、要するにこの透明の時には液面から極板が突出した状態ですので充電などを行うとバッテリーの過熱や破損、爆発の恐れがありますので絶対に充電及びバッテリーの使用はしないで下さい。

※AC Delco ボイジャーバッテリーはMF構造で、液の補水は行えません。また寿命の判断は上記のように液面が下がることの他、使用可能時間の短縮、充電してもインジケーターが緑にならないなどがあり、この場合バッテリー内部の極板の劣化や腐食などが進行しており再生は不可能です。寿命までの期間や使用回数は状況により異なります。
※インジケーターをチェックする時はバッテリーを軽く揺すってから行って下さい。ケース内でボールが引っ掛ている場合があります。

【バッテリーの寿命と“サルフェーション”について】
セルバッテリーの構造を簡単に説明すると、内部では[+]と[−]の鉛の電極板それぞれが触れないように交互に数枚重なった状態で希硫酸に浸っています。これにより2V程度の電力が得られます。これが「1セル」です(左図のカットモデル写真を参照)。

つまり12Vバッテリーは6セル×2Vで成立っています。この希硫酸に浸った鉛を化学反応させ電気を蓄えているわけです。バッテリーに寿命があるのは充放電などの使用によるこの電極板の劣化などで蓄電能力が低下していくからです。

この劣化はバッテリーを使用していく限り発生し、さける事はできません。また、劣化に似たもう一つの原因にサルフェーションが上げられます。サルフェーションとはバッテリーが放電時、電極板上で化学反応により鉛が硫酸鉛に変化した後、結晶化してしまう事を言います。結晶化した後、速やかに充電を行わないと硬化が始まります。

結晶化または硬化した硫酸鉛は電気的抵抗体(電気を流し難い)となり、バッテリーの性能、寿命などに深刻なダメージを与えます。

上記のような電極板の劣化やサルフェーションはバッテリーの構造的にどうしても発生してしまうものですが、注意してご使用いただく事で両者を起こし難くしバッテリー寿命を延ばす事は可能です。

※放電後(使用後)はなるべく早く専用充電器で満充電を行う。→結晶化した硫酸鉛を硬化させない
※保管は必ず満充電の状態で行う。
※急激な放電を繰り返さない事(セルスターターなどを回し続ける事)や急速充電器(業務用などの大容量充電器の使用)を使わない事。→電極板の保護
※過放電させない(エレキが完全に止まり電圧が10V以下になってしまった状態)→電極板の保護 

【バッテリーの運搬取り扱いについて】
NOAC Delco ボイジャーバッテリーはMF構造の密封タイプバッテリーですが、充電時に僅かに発生するガスを排出するための溝が本体上部(両サイド)にあります。よって、完全密閉タイプではありません。通常のご使用状況で液が漏れることはありませんが、上の図のような状況では、液が漏れてしまいます。液漏れは大量になるとバッテリー自体の使用ができなくなる他、バッテリー液は希硫酸であり危険ですので十分な注意と取り扱いが必要です。

【バッテリーの処分について】
バッテリーは産業廃棄物ですので通常のゴミとは処分方法が異なります。お近くにこれら産業廃棄物の処理場または解体業者、カーショップ等がある場合は相談をしてみて下さい。通常、処分費用は有料になります。
PS:弊社指定の産業廃棄物処理業者もご案内させて頂きます。

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